直接対決・肉弾戦

孫悟空　対　ケンシロウ

（亀仙流　対　北斗神拳）

直接対決において、異なる条件を考えてみたいと思います。

まず、

両者、相手を、もしくは「相手の能力を知らずに対戦した場合」

この場合、まず肉弾戦から始まるのが通常です。

悟空は対決の半分以上を空中でも行っていますが、

最初は地上肉弾戦から始まるのが普通です。、

ケンシロウは従来基本的に空中戦を行いませんので、

どう考えても最初は地上肉弾戦から始まる可能性が最も高いと思われます。

しかも、非常に高い確率で。



とすると、悟空が勝つには、優位にある動体視力、反射神経をフルに使って、

一気に、ケンシロウに何もさせずに、そのままKOするのが最も確実と思われます。



もし、悟空が油断したり、ケンシロウの「無想転生」に戸惑ったりして、

防御を固めながら繰り出されるケンシロウの「突き」を一発でも受けたなら、

展開は変わります。



ここで、不確定要素が加わります。

地球人でない悟空に経絡秘孔攻撃が通用するかどうか？です。

悟空は純粋な地球人であるチチとの間に子供をふたり（「悟飯」「悟天」）をつくっています。

べジータもブルマとの間に子供「トランクス」をつくっています。

さらに、悟空の息子「悟飯」も、純粋な地球人「ビーデル」との間に、娘「パン」をもうけています。



とすると、サイヤ人と地球人の間で、ほぼ確実に子供が作れ、三代目まで誕生となると、

その遺伝的距離は、ほとんどないと考えられます。

もうサイヤ人と地球人は同種と言っていいと思います。

サイヤ人特有の特徴は、単に同種内の「個性」レベルではないでしょうか。

目が大きい、とか、鼻が高い、とか、その次元の個性であるのではないでしょうか。

たまたま地球人にはそのような個性の人がいなかっただけ。

サイヤ人はそのような「個性」の人が多かった・・・という程度の問題ではないでしょうか。



となると、経絡秘孔攻撃も有効であると考えられます。

もし、微妙な身体的差異があったとしても、

サウザーとの対決で、「血の流れ神経の流れ、その要髄」を皮膚に浮き出させる方法が

あることが示されています。

（「愛深きゆえに堕つ！」）



もし、サイヤ人の経絡秘孔が多少地球人とズレていたとしても、


一発目で、それが発覚。

二発目で、「血管神経その要隋」を浮き彫りにして、

三発目で致命傷の経絡秘孔を突く。



ケンシロウは、少しのインターバルをおいて、

３発さえ決めれば、いかに劣勢であろうとも、

逆転勝ちできるのです。



秘孔突きは、相手にダメージを与えないので、

悟空は劣勢に陥りつつあることに気がつかず、

見た目は優勢にあるので、わざわざ空中戦に持ち込むとは思えず、

ケンシロウがやや優勢。



そして、至近距離の戦いで、ケンシロウに有利な点がもうひとつ、あります。

体格差です。

身長で１０センチ差がありますので、

リーチもほぼ同じ長さの差があると思われます。

しかも、ケンシロウは基本的に秘孔を突く時は、指を伸ばした「貫手」状態です。

「拳」がメインの悟空に比べて、更に１０センチ近く長くなるのです。

とすると、両手の指の長さとリーチ分で、

実質、リーチ差が３０センチあることになります。

いかに、悟空が動体視力、反射神経において上回っていても、

射程距離において、ハンディを負っています。




更に、ケンシロウは、

至近距離（中距離？）で使える「飛び道具」があるという点でも、

有利です。

「天破活殺」や、元は南斗の技と思える遠隔切断技です（「修羅道！忍棍妖破陣！！」の巻）。

これらの技は、ほとんど予備動作なしで使っています。


悟空にも「カメハメ波」という飛び道具がありますが、

発射するのに「タメ」時間が必要であり、近距離戦では使用不可です。


カメハメ波以外の、予備動作のない「飛び道具」もあるのですが

（左右の腕を連打のように打ち、その両方の手からおのおの気功弾？を発射したりしますが）

何故か、悟空は至近距離では使用しません。





「気功弾」を円盤状にして、相手を「破壊」するのではなく、

「切断」する技は、「ドラゴン・ボール」世界で、よけるしかない、防ぎようのない技として、

一貫して描かれています。


その意味でもケンシロウの、近距離だが離れた間合いからの「真空」を利用した

南斗の切断技は、非常に有効です。



連打か、一撃か？

踏み込み速度か？射程距離か？

反応速度か、予備動作なしか？



地上肉弾戦は、ケンシロウやや有利か？





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